【ドラマde英会話】僕を陥れようとしている!

Full House

今回はFull House シーズン2・EP8『タナー家は大洪水』から。

シングルファザーであるダニーに気になる女性ができ、彼女とその友達2人&タナー家の男衆3人(ダニー・ジェシー・ジョーイ)とでディナーをすることに(合コン!)。

一方その間、姉妹たちはトラブルを起こし、子供だけで解決しようと奮闘します。盛りだくさんですね!

この回は、面白いな〜、使えるな〜と思える英語表現がいくつかありました。その中で、個人的に一番好きなものをご紹介しますね。

話が本筋に入る前の、ちょっとしたシーンなのですが、ジェシーおじさんの靴下が、なぜか冷凍庫からカチコチに凍って出てきました(笑)。

そこで、ジェシーは末っ子ミシェルに話かけます。ジョーイもそばにいたのですが、その時の3人の会話がこちら↓

~~~ (4:20ぐらいから)
Jessie: Michel, do you happen to know how my sock got into the freezer, young lady?
私訳・ミシェル。なんで俺の靴下が冷凍庫から出てきたか、知ってたりする?お嬢ちゃん。

Michel: Joey.
  ジョーイがやった。

Joey: Jess, she’s trying to frame me. Look at her shifty eyes!
 ジェス、あの子は僕を陥れようとしてるよ。あのズルそうな目を見て!
~~~

この会話の最初のポイントは、happen to know。直訳すると「たまたま(偶然)知っている」という意味ですが、これは『ミシェルがやった事は分かってるけど、あえて聞いている』ということをわざとらしく強調しているのだと思います。

日本でも、刑事ドラマでこんなシーンがありますね。犯行を否認する容疑者に向かって刑事が「そうですか。でも不思議ですね、一体なぜここにあなたの指紋があるんでしょうかねぇ?(水谷豊のイメージ)」っていう、あの感じだと、私は解釈しています。

もう一つのポイントは、frame という動詞。frameというと「枠」や「額ぶち」という意味の名詞が最初に浮かぶ方が多いと思いますが、「枠にはめる」「絵などを額に入れる」という動詞としても使われます。

それが転じて、「誰かを『罪人』という名の枠にはめ込む」→「罪に陥れる」という意味にもなるんですね。面白い!

あとは、shiftyという形容詞も、私はここで初めて聞きました。英英辞書の定義では “indicative of a tricky nature” 、つまり「騙そうとする性質を表している」(ちょっと日本語変ですが)という感じですね。

ちょっとした短いシーンですが、ただただ微笑ましいミシェル、場を面白くしようとしているジョーイ、結局かわいいミシェルには勝てないジェシー、みな愛おしい…♡

このエピソードの後半に、もう一つ素敵な親子の会話があったので、それは次の記事にてご紹介しますね!

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